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初期キリスト 教会建築に入る前に、復習をしましょう

2010-05-08 Sat : 建築様式 
イタリアへ飛ぶ 

初期キリスト 教会建築へ進む前に、
歴史の復習をいたしましょう。
(技術編)

ローマ様式の大事な技術

a) アーチ   b) ヴォールト  c) ドーム 


前回ご紹介したように、ギリシャ建築では柱と柱の間の距離はその上に掛け渡す石の大きさで決まりました。ですから、この様式で大きな部屋を作ろうとすると巨大な石が必要になるか、もしくは部屋が「柱だらけ」になるかのどちらかでした。

しかしながら、ローマ人の発明した上記の新技術は、小さな石材(やレンガ等)を組みあわせることで巨大な空間に屋根を掛け渡すことが可能になったのです。それらの特徴を最もよく表している例として、以下の3つをご紹介しましょう

.
a)が「アーチ」です。
b)のようにアーチを延長したものが「ヴォールト」になります。また、
c)のようにアーチを一回転させると、それが「ドーム」となります。
いずれも上からの重みを支える力が強く、小さな材料で大空間を構築することができ、ローマ時代以降の巨大建築を可能にした革新的な技術ですね。


三会の橋3 

(a)アーチ
    ニームの水道橋 (ポン・デュ・ガール)紀元前22年


  ここでは、3段になった「アーチ」を見ることができます。三会の橋2

ところで、この橋はどのようにして作られたのかわかりますか?まずは木材で錦帯橋(岩国)のような枠組みを作り、その上に石を積んで、その後に木製の型枠をはずすとあのようなアーチの形ができます。

       参考として
 

錦帯橋(きんたいきょう)は、山口県岩国市錦川に架橋された木造のアーチ橋である。日本三名橋日本三大奇橋に数えられており、名勝に指定されている

(b)ヴォールト

     コロッセオ(コロセウム)紀元80年ごろ

アーチが奥行き方向に連続するトンネル状、カマボコ状の構造を見ることができます。これが「ヴォールト」です。
ちなみに、コロッセオの柱にはギリシャ建築の成果が見事に採り入れられています。

ローマ1 
 


(c)ドーム
    パンテオン神殿 紀元120年ごろ
 
(ギリシャはパルテノン神殿ですからお間違いなくね。)

下は上空から見たパンテオン神殿

ここではアーチの回転体、お椀型の構造をご覧いただけます。これがご存知の「ドーム」というわけです。
この時代になると技術革新が進んで、パンテオン神殿はなんと直径43.2m、ちなみに高さも43.2mという大空間を造りだしています。しかも頂部にはハイテク技術を誇示するかのように、ご丁寧に直径7mの穴が開けられています





2000年前の建物です。
ローマ古代遺跡の中ではとっても良好な状態で残されていますね。


パンテオンの断面図と平面図
( from " Hadrien et l'Architecture Romaine" by Henri Stierlin, 1984 )
  

紀元前25年万神を祀る神殿として
アグリッパによって建設されたパンテオン神殿。
その後消失してしまった
初代のパンテオン神殿に替わり、
五賢帝の一人ハドリアヌス帝が
二代目のパンテオン神殿を建設しました。
それが今日まで残るパンテオン神殿です。
特異な建築であったが故に容易に改築も出来ず、
そのおかげでハドリアヌスが建てた
そのままの姿で今日まで残れています。
ローマを訪れたら、一度は訪れてください。
 


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